トイレトレーニングとは? 始めるべきタイミングと家族の心構えについて紹介

No.19更新日付:2023年5月1日
子どもが2歳前後になると、多くのお母さんが気になるのが子どもの「トイレトレーニング」や「おむつはずし」ですね。お友達のおうちではすでに始めてるよ、なんてお話を聞いて焦っている、というお母さんもいることだと思います。
この「トイレトレーニング」を始めるタイミングですが、実は個人差も大きく、さらに適切なタイミングも、0歳代の時と2歳代の時で2回あるとベビーパークでは考えています。
こちらのコラムでは、まず基本的なトイレトレーニングの考え方や必要な準備を説明しつつ、0歳代・2歳代、それぞれの時期に適切なトイレトレーニングの方法をご紹介していきます。気になるお母さんはぜひ読んでみてくださいね。
トイレトレーニングとは、幼児期において、おしっこやうんちを自分でトイレに行って排泄する習慣を身に付けるための訓練のことです。一般的には、2歳から4歳までの子供が対象とされます。
なお、ベビーパークではトイレトレーニングは二度適切なタイミングがあると考えています。1回目は実は0歳代、2度目は一般的にいわれる2歳代です。より具体的に各タイミングでのトイレトレーニングの方法を見てみたいという方は、以下のリンクから進んでください。
コラムNo.91「上手なトイレトレーニングで、おむつは1歳前に取ることができます」
コラムNo.125「トイレトレーニングはいつから始める?~始めるタイミングや注意点について紹介~」
トイレトレーニングの方法は、子どもの成長段階や性格、家庭の環境によって異なりますが、一般的には、親や保育者が子供にトイレの使い方を教えたり、トイレに誘導したり、おしっこやうんちのサインを見逃さないようにしたりすることが含まれます。また、トイレで成功した場合には褒めたり、ごほうびを与えることも一般的です。
トイレトレーニングは、子供にとって重要な成長の指標の一つであり、成功することで自己効力感や自己肯定感を高め、社会的な成長にもつながります。しかし、子供によってはトイレトレーニングに時間がかかる場合もありますので、焦らずゆっくりと取り組むことが大切です。
こちらは、より一般的な2歳代からのトレーニングをはじめるべきタイミングになります。0歳代からのトイレトレーニングには、別途生後からの早めの準備が必要になります。
トイレトレーニングを始める目安としては、以下のようなサインが見られる場合があります。
これらのサインが見られた場合は、トイレトレーニングを始める良いタイミングと考えられます。ただし、子供によって発達のスピードや性格が異なるため、トイレトレーニングを始める時期は一概には決められず、子どもの意思(トイレトレーニングを嫌がらない)も大切です。
また、保護者のスケジュールや家庭環境に合わせて計画を立てることも大切です。トイレトレーニングは子どもにとって新しいスキルを習得するプロセスなので、一定期間焦らずにトレーニングができる環境を親御さんも整えておくことが大切です。
具体的にはパパ・ママに下記に挙げた余裕があることが大切です。
トイレトレーニングは一進一退の場合も多いです。焦らずに、両親もじっくりと取り組めるときを選ぶようにしましょう。
また、トイレトレーニングには以下のような準備が必要です。
トイレ用品として、トイレの踏み台、トイレットペーパー、ウェットティッシュ、洗面器、タオルなどが必要です。子供にとって使いやすいものを選び、トイレットペーパーやウェットティッシュは柔らかく肌に優しいものを選ぶようにしましょう。
トイレトレーニング中は、子供用のトイレ(おまる)または幼児用の補助便座が必要になります。子供用トイレは、子供が自分で使えるように高さや形状が調整されているので、トイレトレーニングに適しています。幼児用の補助便座は、大人用トイレに乗せて使うもので、最近はこちらを使うことも多いです。
トイレトレーニングを始めると、おむつをやめてパンツをはくようになるため、下着を複数枚用意する必要があります。子どもが好きなキャラクターのものなど、パンツをはくこと自体でモチベーションが上がるものを選んで、子どもがパンツを望んではくように誘導してあげましょう。
0歳代であれ、2歳代であれ、トイレトレーニングを始める前に子どものおしっこのサインやうんちのパターンを観察して、排泄をするタイミングを確認しておくことが大切です。注意して観察していると、子どものトイレに行くタイミングはわりと決まっていることがわかってきます。ノートや手帳などに、子どもが排泄をするタイミングをつけておくのもよい方法ですね。
こちらもいかなるタイミングで始める場合でも同じですが、トイレトレーニング中は子どものモチベーションを高めることが重要です。トイレに行くことができたらおおいに褒めたり、リラックスしてトイレに座るように促したり、お気に入りのおもちゃや絵本を用意しておいたりすることで、子供がトイレトレーニングに楽しく取り組めるようになります。
これらの準備をしっかりとおこない、子供がトイレトレーニングに前向きに取り組めるようにサポートしましょう!
トイレトレーニング時に、以下のようなことは避けましょう。
トイレトレーニングは、子どもにとって新しいスキルを習得するプロセスであり、焦りすぎることは逆効果になることがあります。子供のペースに合わせて、ゆっくりと進めましょう。
子どもが失敗した場合に「ダメだよ」といったネガティブな言葉を使うと、子どもの自信を損なうことがあります。代わりにポジティブな言葉や褒め言葉を使い、子どもの自信を育てましょう。
トイレトレーニングは、子どもが自分でトイレに行くスキルを習得するプロセスであり、むりやりトイレに行かせることは逆効果になることがあります。子どもがトイレに行きたいと言ったら、一緒にトイレに行くように誘いましょう。
トイレトレーニング中は、子供がトイレに行くタイミングをつかむために、日常生活の中で継続的にトイレトレーニングを行うことが大切です。予定がある場合は、トイレトレーニングが途切れないように予定を調整しましょう。
トイレトレーニングは、子供によって進み方やスピードが異なるため、先輩ママの話を鵜呑みにすることは避けましょう。子供に合った方法を見つけるために、俯瞰的な見解を持てる保育園や小児科医のアドバイスを参考にするほうがよいと思います。
パパ・ママのなかには、「トイレトレーニングは年齢になれば自然にできるもの」と誤った認識をしている方もいますが、トイレトレーニングは家族同士の連携プレーが必要です。家庭でのトイレトレーニングは、家族の協力が欠かせません。
「洗濯物が増える」「部屋が汚れてしまい頻繁にそうじが必要になる」など、トイレトレーニングをするには家族にある程度の理解、負担を覚悟してもらう必要があります。
そしてなかには「仕事が忙しくて洗濯や掃除が増えるのは困る」「家事や育児に疲れてしまって心身ともに余裕がない」など、トイレトレーニングを疎遠にしがちなパパ・ママもいるかもしれません。
幼児教室ではパパ・ママの苦労、育児で抱える問題を共感や理解を示しつつ、家庭でのよりよい取り組み方を、一緒になって寄り添いながら検討していきます。その意味でも、トイレトレーニングで幼児教室を活用することもおすすめです。どうしたら負担を軽減しながらトイレトレーニングを進められるか、一緒に考えていくことができますよ。
ここまでは、すべての年代のトイレトレーニングに共通することを中心にお話してきました。上述したように、ベビーパークでは0歳代と2歳代の2回トイレトレーニングに適した時期があると考えています。
ここから先は、お子さまの年齢に合わせて具体的なトイレトレーニングの方法に進んで、参考にしていただけますと幸いです。
コラムNo.91「上手なトイレトレーニングで、おむつは1歳前に取ることができます」
コラムNo.125「トイレトレーニングはいつから始める?~始めるタイミングや注意点について紹介~」
子育てママを元気に応援★ 2週間に1回、ベビーパークの教室で教えてもらえる育児方法をお届けしています。
カテゴリ>その他