冬こそ体を温めよう! 定番の鬼ごっこや屋外でピッタリな子どもの遊びを紹介

No.88更新日付:2023年3月20日
寒さが厳しい冬の時期は、なかなか戸外で遊べずに室内で静かな遊びをメインとすることも多いかもしれません。そんな冬こそ、かけっこや鬼ごっこなどの体が温まる遊びを楽しんで心も体もぽかぽかできるとよいですよね。身体を動かす遊びは、子どもたちの体力づくりをするうえでも一役買ってくれるかもしれません。体調を崩しやすい冬にゲームやダンスなどを楽しんで、元気に寒い季節を乗り越えましょう!!
本記事では、体が温まる遊びのアイデアを戸外で楽しめるものと室内で楽しめるものに分けてご紹介します。
北風が寒かったり、公園の水たまりに氷が張っていたりする冬場、ママ、パパからすると子どもの体調がつい気になるものです。
「寒い冬に外で遊んでいると風邪をひきそう…」と考えがちですが、実際は寒いのがよくないわけではなく、体が冷えた状態を続けてしまうことが体調の悪化につながっていくといわれています。
そのため温度変化の少ない室内で遊ぶだけでなく、屋外でも体を動かす遊びによって体温を上げ、体力や病気への抵抗力を育むことが大切になります。
また、子ども自身が「冬は寒い!でも動くと温まる」ということを体感として学習できるのは、冬の遊びだからこそのメリットといえます。ここからは、体が温まる遊びの具体的なアイデアを屋外編と屋内編でそれぞれ解説していきます。
ここでは、まず家の外で楽しめる体が温まる遊びのアイデアを5つまとめました。
オニにタッチされたら氷に固まってしまう氷鬼で遊んでみましょう。
氷鬼は、タッチされるとその場で凍ってしまうという冬にぴったりな鬼ごっこといえるでしょう。今回紹介したルール以外にも、「オニに捕まりそうになったら、自分で『こおり!』と言って固まり、仲間に助けてもらう」というルールもあるようです。
このルールでは、助けてもらえないとずっと動けなくなってしまうので、子どもたちの協力プレーが重要になります。
手つなぎ鬼は、子ども同士が手をつないで遊べる鬼ごっこです。
遊ぶ場所が広すぎるとなかなか捕まえることができないので、あらかじめ逃げられる範囲を決めておくとよいでしょう。
オニの数が増えると、どの子を追いかけるのか意見が割れてしまったり走りづらくなってしまったりすることも考えられるので、「4人になったら2人ずつに分かれる」などと決めておくとよいかもしれません。
子どもたちがチームに分かれて競争できるしっぽ取りゲームを紹介します。
しっぽ取りゲームはルールがあるため幼児さん向けの遊びですが、遊び方を説明すれば2歳児クラスでも挑戦できるかもしれません。
チーム戦でも楽しめますが、個人戦でも楽しむことができます。個人戦の場合は、自分以外が全員敵となるので、より白熱したゲームとなりそうですね。
ドンじゃんけんは、広いスペースを確保できなくても楽しめる身体を動かす遊びです。
このゲームは、じゃんけんの勝ち負けが理解できるようになる幼児クラス向けの遊びといえそうです。地面に引く線は、直線だけでなくS字などの曲線にアレンジすることもできます。ケンケンパッ、で進むコースにしても面白いでしょう。
また、ドンじゃんけんは屋内でも楽しめるので、身体を動かす遊びをしたいときの室内遊びにも取り入れてみてくださいね。
戸外で大縄跳びをして、思い切り身体を動かしてみましょう。
2歳児くらいになると低い位置であれば、ジャンプできるようになる子どもも出てくるかもしれません。そのため、子どもたちの年齢にあわせて縄の高さを調整して遊び方を工夫しましょう。
幼児クラスになると両足ジャンプや片足ジャンプ、横向きのジャンプなどもできるようになるかもしれません。子どもたちが好きな跳び方で縄跳びができるようにすると楽しめそうです。子どもたちにどんな風に遊べば体が温まりそうか考えてもらい、アレンジした遊び方を取り入れるのもよいですね。
続いて、おうちや保育園の室内で楽しめる体が温まる遊びのアイデアを5つまとめてみました。
室内で楽しめるダンスを取り入れてみましょう。
ダンスは歌やリズムに乗せて全身を大きく動かして遊べるので、自然と体も温まります。リズム感を育むだけでなく、子どもたちの体力づくりの面でもプラスになりそうです。また、ママや友だちといっしょの動きをすることで一体感を味わうことにもつながるでしょう。
保育園で普段から歌っている歌やその時に流行っている歌など、子どもたちの気分が上がるような曲にあわせてダンスを楽しんでみてくださいね。
体が温まる遊びといえばおしくらまんじゅう。子どもたちとルールを決めて遊んでみましょう。
今回紹介したおしくらまんじゅうは勝ち負けのある遊び方でしたが、本来は体を温める伝承遊びです。乳児クラスの場合は体をくっつけ合って遊ぶだけでも楽しめるかもしれませんね。
ルールが分かるようになる幼児クラスの子どもたちには、「手を使ったり足で押したりしない」という約束事をきちんと伝えておきましょう。
勢いあまって尻もちをついてしまう子どももいるかもしれないので、床にマットなどやわらかいものを敷いたうえで遊ぶと安全です。
ダンボールのなかにお題の物を入れて運ぶリレーゲームを紹介します。
ダンボールの中に子どもが入り、2人で引っ張るという遊び方にアレンジしても楽しそうです。
その場合は、ダンボールに入る子どもを1レースごとに交代し、みんなが引っ張る役と運ばれる役のどちらもできるようにルールを工夫してみてくださいね。
2人1組で遊べる手押し車を紹介します。
足首を持つ子が自分の腰あたりの位置で持つようにすると安定するので、前の子も進みやすくなるでしょう。
また、前の子を強く押してしまうと転んでしまうので、スピードを合わせることも大切になります。
ペアごとのリレーだとすぐに終わってしまうので、ペアを変えて何回戦か行ったりチーム対抗戦にしたりすれば盛り上がりそうですね。
マット運動をしながらゲームを楽しめる大根抜きを紹介します。
このゲームのルールはシンプルなので2歳児や3歳児くらいから楽しめそうです。
ペアの子の足首を引っ張るときは無理やり力を入れないように声かけをしましょう。
また、足をばたつかせて蹴ってしまわないようにすることも伝えておくことが大切です。
引っ張ったり踏ん張ったりと全身を使って楽しめるので、遊びながら体を温めることができそうですね。
冬は風邪を引きやすくなる季節のため、子どもたちの体力づくりが重要になります。
そんな時期だからこそ、鬼ごっこやダンス、大縄跳びなどの身体を動かして楽しむ遊びを取り入れて元気に過ごせるとよいかもしれませんね。
戸外で走り回るのはもちろん、室内でマット運動やおしくらまんじゅうなどの体が温まる遊びを思いっきり楽しんで、寒さで冷えてしまう身体をぽかぽかと温められるとよいですね!
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