9ヵ月の赤ちゃんに知育玩具はどんな効果がある?

赤ちゃんの成長を支えるアイテムとして注目されている知育玩具。特に生後9ヵ月ごろは、目に見える反応や行動の変化が多く、遊びを通じた関わりがますます重要になってきます。
遊びの中で得た経験は、赤ちゃんの興味関心や動きの発達、そして親とのコミュニケーションの取り方に影響を与えることがあります。
ここでは、知育玩具がもたらす主な効果を3つの観点から解説します。感覚の発達、運動機能の向上、そして親子の絆を育むきっかけとして、知育玩具がどのように役立つのかを具体的に見ていきましょう。
光や音で感覚を刺激し脳の成長を促す
9ヵ月頃の赤ちゃんは、視覚や聴覚などの感覚が急速に発達する時期です。光や音が出る知育玩具は、こうした感覚に刺激を与え、脳の発達を促す効果が期待できます。
たとえばカラフルな光が点滅したり、音楽が流れたりするおもちゃは視覚・聴覚の両方に働きかけ、興味を引きつけると同時に刺激のパターンを学ぶ機会になります。
このような遊びを通じて、赤ちゃんは「見たもの」と「聞いたもの」の関係性を理解する基礎を育んでいきます。
感覚統合の土台を整える意味でも、光や音を取り入れた知育玩具は非常に効果的な選択肢といえるでしょう。
つかむ・叩く・転がすなどの動作を引き出す
生後9ヵ月になると赤ちゃんの手指の動きはさらに細かくなり、「つかむ」「握る」「叩く」「転がす」といった多様な動作が見られるようになります。こうした運動を自然に引き出せる知育玩具は、手先の器用さや筋力、空間認識力の発達をサポートします。
たとえば、軽くて握りやすいラトル(ガラガラ)や押すと転がるボール型のおもちゃなどは、遊びながら無理なく動きを引き出せる定番アイテムです。
また、繰り返し同じ動作を楽しむことで、赤ちゃんの集中力や達成感も養われます。自分の動きによって何かが起こるという因果関係の理解にもつながります。
親子で一緒に遊べるおもちゃで親子の愛情を育てる
知育玩具は、赤ちゃんのひとり遊びだけでなく親子で関わりながら使うことで本当の価値を発揮します。
特に0歳から3歳までは、「心の教育」が何よりも大切な時期であり、親の愛情をたっぷり注ぐことが健やかな情緒の土台をつくる鍵となります。
たとえば、赤ちゃんが泣いたときにやさしく抱きしめる、笑いかけながら語りかける、体を揺らしながら一緒に遊ぶ。
こうした愛情あふれるふれあいが繰り返されることで、赤ちゃんの心に「愛着(アタッチメント)」が育ちます。この愛着こそが、赤ちゃんに「この世界は安心できる場所」「自分は大切な存在なんだ」と感じさせ、他人への信頼や自己肯定感の基礎を築いていくのです。
親子で一緒に楽しめる知育玩具は、こうした関わりを自然に引き出してくれる存在です。ボタンを押すと音が鳴るおもちゃで一緒に驚いたり、音楽に合わせて手拍子をしたりする遊びの中で、赤ちゃんは「楽しい時間=親との関係」と無意識に学んでいきます。
遊びを通じて愛情を伝えることが、脳と心の健やかな発達に大きくつながっていくのです。
赤ちゃんはおもちゃで遊びながらさまざまな事を吸収しているんですね♪

9ヵ月の赤ちゃんにおすすめの知育玩具ランキング10選

知育玩具は、赤ちゃんの発達段階に合わせて選ぶことでその効果をより高めることができます。
9ヵ月の赤ちゃんは手先が器用になり、音や動きへの反応も豊かになるため、この時期に合った視覚・聴覚・触覚を刺激してくれるおもちゃを選ぶことが重要です。
ここでは、9ヵ月の赤ちゃんの発達段階に良い、楽しく遊べる知育玩具を厳選して10点ご紹介します。
それぞれの特徴やおすすめポイントを交えながら、成長を促す具体的なメリットも解説していきます。
はじめての知育玩具選びに悩んでいる方も、ぜひ参考にして下さい。
TOEZ.G ルーピング ミニ

ワイヤーにカラフルな木製ビーズが通してあるおもちゃです。
誤飲の心配なくビーズを動かすことができ、手指の巧緻性や論理的思考力を刺激できます。色や形の違いにも触れることができます。
TOEZ.G 木製ひも通し~りんごと青虫~

見た目が可愛らしいりんごに穴が開いていて、紐で繋がっている青虫を通して遊ぶおもちゃです。
りんごと青虫さんのお話をしながら遊んだり、小さな青虫を指先でつまみ、小さな穴に通して青虫がりんごを食べるように遊びます。想像力と手指の発達を促します。
ゆらりんタワー(フィッシャープライス)
大きさの異なるリングを棒に通して遊ぶ定番のおもちゃです。リングは握りやすく、柔らかい素材でできており、投げても安心。
リングの順番や大きさの違いを自然と学びながら、色の識別力や手と目の協応動作(目で見た動きを手で正しく再現する力)も鍛えられます。
つなげてリング(サッシー)
カラフルなリングが連なったラトルで、赤ちゃんの手にぴったりのサイズ感です。リングはそれぞれ質感や色が異なり、触覚や視覚に多様な刺激を与えます。
また、口に入れても安心な素材で、歯のむずがゆさを和らげるおもちゃとしても使えます。
ベビードラム(ハペ)
軽く叩くと音が鳴るシンプルなドラム型のおもちゃです。ドラム面にはカラフルな光が点滅する機能がついており、視覚・聴覚の同時刺激が期待できます。
叩くという動作は、赤ちゃんの腕や手首の筋肉を鍛えるのにも役立ちます。
引用:ハペ「ベビードラム」
くるくるチャイム(くもん出版)
ボールを上から入れると、中で転がりながらベルが鳴る構造のおもちゃです。音の心地よさとボールの動きを楽しむことで、集中力と因果関係の理解が自然と育まれます。
大きめのボールなので誤飲の心配がなく、安全性の面でも安心です。
バイリンガルわくわくピアノ(フィッシャープライス)
ボタンを押すと日本語と英語で音や言葉が流れる知育ピアノです。音楽遊びを通じてリズム感や言葉の音に親しむことができ、語彙の発達にもつながります。
鍵盤のサイズは小さな指でも押しやすく、楽しく学べる工夫が満載です。
ベビークレミー 基本セットボックス(CASARICH)
柔らかい素材でできたブロック型のおもちゃで、9ヶ月の赤ちゃんでも安全に握って遊べます。積み上げたり、外したりといった動作を繰り返すことで、空間認識力や手指の動きが自然と鍛えられます。
カラーバリエーションも豊富で視覚的な刺激にもなります。
アンパンマン よくばりビジーカー(アガツマ)
乗り物としても、手で遊ぶおもちゃとしても楽しめる多機能型のビジーカーです。ハンドル部分にはボタンや仕掛けが多数あり、音・光・キャラクターの声などが流れます。
歩き始める前の段階でも、つかまり立ちや手遊びでたっぷり使えます。
オーボール ラトル&ロール(ラングスジャパン)
柔らかくて軽く、赤ちゃんが簡単に握れるボール型のおもちゃです。中にビーズが入っており、転がすたびにカラカラと音が鳴ります。
手で持って振ったり、転がしたりすることで、運動機能と音への反応を高めることができます。
お出かけにも便利なサイズ感です。
赤ちゃんの発達の特徴を理解すると、普段の遊びから発達を伸ばすコツがわかってくるよ♪

生後9ヵ月の赤ちゃんの発達の特徴

生後9ヵ月頃の赤ちゃんは、身体の成長だけでなく、感情や行動にもさまざまな変化が見られるようになります。
この時期の発達の特徴を知っておくと、遊び方やおもちゃ選びがぐっとしやすくなり、日々の関わりもより深く楽しめます。
ここでは、生後9ヵ月の赤ちゃんに見られる主な成長のポイントを3つの視点からご紹介します。
好奇心いっぱいに動き回る赤ちゃんの姿を思い浮かべながら、ぴったりのおもちゃを見つけるヒントにしてみてください。
感情表現や模倣行動が増える
9ヵ月の赤ちゃんは、周囲の人との関わりの中で感情を豊かに表現するようになります。笑顔を見せたり、泣いて注意を引こうとしたりと、意思を伝えようとする姿が目立ってきます。
また、大人の動作や表情を真似する「模倣行動」も見られるようになり、言葉やしぐさへの理解が深まる時期です。
このような発達は、社会性やコミュニケーション力の基礎になります。動物のぬいぐるみや人形、まねっこ遊びができる知育玩具を使うことで、感情のやりとりをより楽しめるようになります。
手指の動きがより器用になる
この時期の赤ちゃんは、指先の動きがどんどん洗練されてきます。指で物をつまむ「ピンセットつまみ」や、両手を使った動きが増え、ボタンを押す・つまむ・握るといった細かな操作ができるようになります。
このような動きは、脳の発達とも深く関わっており、手先を使う遊びは非常に効果的です。
握りやすく操作しやすい知育玩具を選ぶことで、自然に運動機能と集中力を育てることができます。
探索行動が活発になる
9ヵ月になると、赤ちゃんは自分の周囲にあるものに強い興味を持つようになります。気になるものに自ら近づいていく「探索行動」が活発になるのがこの時期の特徴です。
安全な環境の中で自由に動き回れるようにし、好奇心を満たせる仕掛けのあるおもちゃを用意してあげることで、探求心や学ぶ力が伸びていきます。
特に、動かすと音が鳴るおもちゃや隠したものを探す仕掛けなどは、遊びながら学べる良い刺激になります。
失敗しない知育玩具の選び方
知育玩具は赤ちゃんの成長や発達をサポートする心強いアイテムですが、選び方を間違えると安全面や効果に不安が残ることもあります。
特に9ヵ月の赤ちゃんは、手に取ったものを口に入れることが多く、遊びの中で体を活発に動かす時期でもあるためより慎重な選定が求められます。
ここでは、「安全性」「誤飲の防止」「長く使えるかどうか」の3つの観点から、失敗しない知育玩具の選び方を解説します。
安心して使えて、赤ちゃんの成長段階に合ったおもちゃを選ぶためのポイントを押さえておきましょう。
STマークやCEマークの有無を確認する
知育玩具を選ぶ際には、安全性の証明となるマークが付いているかを必ず確認しましょう。
日本国内で流通しているおもちゃには、一般社団法人日本玩具協会が認定する「STマーク」があり、これは玩具安全基準をクリアしていることを示しています。
また、ヨーロッパ製のおもちゃには「CEマーク」が付いているものが多く、こちらも欧州の安全基準に適合している印です。
これらのマークがあるおもちゃは、素材の安全性や構造上の危険性など、専門機関による厳しい検査を経ているため安心して赤ちゃんに与えることができます。
誤飲の危険がないサイズかを見極める
9ヶ月の赤ちゃんは、何でも口に入れて確かめようとする時期です。そのため、知育玩具のサイズには特に注意が必要です。
小さすぎるパーツや簡単に外れてしまう部品があるおもちゃは誤飲のリスクがあり、思わぬ事故につながる可能性があります。
目安としては、直径4cm以下の部品は危険とされており、誤飲防止の観点からは、赤ちゃんの口にすっぽり入らないサイズ感のおもちゃを選ぶことが大切です。
商品説明に「誤飲防止設計」や「対象年齢」が明記されているかもあわせてチェックしましょう。
成長に合わせて長く使えるおもちゃを意識する
知育玩具は一時的な発達段階に特化したものも多いですが、可能であれば「遊び方の幅が広く、成長に応じて使い方が変えられるもの」を選ぶのがおすすめです。
たとえば、最初は握って音を楽しみ、成長後には積み重ねやままごと遊びに発展できるおもちゃなどは、長く使えるうえに知的好奇心も刺激し続けてくれます。
また、兄弟姉妹がいるご家庭でも再利用しやすく、コストパフォーマンスの面でも優れています。
月齢ごとの使い方やステップアップ例が記載されている商品は、親にとっても扱いやすいので、チェックポイントとして意識しておくと安心です。
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まとめ
9ヵ月の赤ちゃんにとって、おもちゃは単なる遊び道具ではなく、世界との出会いの入り口です。
どんな刺激に興味を持ち、どんな動きを見せるのか、その反応を見つめる時間は、親にとっても育児の大きな学びとなります。
知育玩具は、赤ちゃんのやってみたいという気持ちを引き出し、成長のきっかけをつくってくれる存在です。だからこそ、「どれを選ぶか」だけでなく、「どう遊ぶか」「どんな関わり方ができるか」を意識してみましょう。
どのおもちゃを選べばよいか悩んだときは、赤ちゃんの成長や遊び方に詳しい幼児教室・親子教室に相談するのもひとつの方法です。より深く育児を学びたいと感じたら、ぜひベビーパークにご相談ください。
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