子育てママのお悩みQ&A

「子どもがおとなしく言うことをきいてくれない…」
「まわりの子と比べて、うちの子は大丈夫だろうか…」
子育てを頑張るママにとって、こういった悩みはつきないものです。
そんな子育てママの少しでもお役に立てるように、ベビーパークがお悩みにお答えします!
問題が解決したはずなのにまだお子さんが大声で泣き続ける時、お母さまは本当に困ってしまいますね。
そして思わず「もう泣かないで」と声がけしてしまいがちです。
実はこの「泣く」ということは、子どもにとって上手なストレス処理法の1つなんです。
これを覚えておくと、少し冷静に対処できますね。
とにかく何をしても泣きやまないようなら、これはもう「ストレス処理の泣き」段階に入っていますので、止めずに思う存分泣かせてあげましょう。
※もしその場所に不特定多数の方が集まっている場所であった場合、ある程度泣いても大丈夫な場所へ移動をしましょうね。
お子さまが転んだりケガをすると、「痛くない、痛くない!」と無意識に言って聞かせているお母さま、よくお見かけしますね。
とはいえお子さまにとっては実際に痛いのですから、まずは痛いことを認めてあげましょう。
「痛かったね。痛い、痛いね。でも小さな痛みだから大丈夫。よし。強いね。いい子だね」などと語りかけながら、抱きしめて泣かせてあげましょう。
「痛くない!」など、子供だましは教育的効果から考えるとむしろマイナス。
小さな痛みというのは、痛いという言葉を教えるチャンスなのです。
目に見えない痛みはお子さまが小さいうちは大人にはわかりません。お子さまがお腹が痛い時ひたすら泣いているよりも、一言「痛い」があればお母さまもすぐに対処できますね。
目に見える小さい痛みがあるときに、「痛い」という言葉をしっかりと教えてあげてください。
お母さまが困った表情を赤ちゃんに見せずに、笑顔で「うん、分かったよ。眠いね」「だいじょうぶよ」などと、
お子さまの不快を理解していることを示し、なお余裕の笑顔でいることがポイントになります。
自分にとって困難な場面でも親が余裕の笑顔で対応することに、動物的な本能から自分より格上であることを感じ、
信頼や安心、敬意を抱くきます。お母さまの笑顔は単に優しさのあらわれであるだけでなく、その様な理由でいつでも大切なのです。
お子さまに強く泣かれるのはお母様さまにとって時にストレスになると思いますが、お子さまが最も信頼しているお母さまにせいいっぱいの力で自分の不快を訴えているのだと理解すると、困惑を愛しさに変えられると思います。
お腹が空いているという理由だけでなく、安心感を求めてただおっぱいが欲しいと本能からくる夜泣きも多いものです。
時にお母様がイライラしているとそれが敏感にお子さまに伝わり、ますます夜泣きがひどくなるという悪循環になりかねません。
添い寝しながらおっぱいをあげるなど、呼吸には十分気をつけつつお母様は楽をしてもいいんです。
お子様にとってもお母様の匂いや肌に触れていることが安心感につながり、そのまま寝てしまったりもしますよ。
少しでもお母さまが穏やかな気持ちで、お子さまに安心感を与えることがとても大切です。お母さまの気持ちが本当に大きいのです。
また、刺激物をとった後やカレーを食べた後のおっぱいを飲んで興奮して寝られず泣くこともありますから、 お母さまご自身の食生活も確認しつつ余裕をもって見わけていきましょう。
まだ睡眠に関する研究が少ないのですが、お昼寝は午前中に1時間がベストです。
午前に知育遊びをして、13時までにお昼寝を終わらせられるとよいですよ。
お子さまの自然なお昼寝に任せてよいと思います。
脳を使うと眠くなりますので、知育的な取り組みを午前の早い時間にすると、午前中のお昼寝を促せます。
すると、身体機能の発達が盛んになる午後に元気よくお外遊びができるので、身体機能、脳の両方の発達をよくすることができますよ。
1~2時間ごとに起きる、それにつきあうお母さんも本当に大変ですよね。しかし、0歳10ヶ月までならば「それが当たり前」なんです。
正確にいうと「連続3時間寝てくれるのが望ましい」のですが、特に女の子は吸う力が弱くおっぱいの飲みが少ないことも多いので、お腹が空いて短時間になる場合もあります。
0歳10ヶ月は、まだようやく「爬虫類」の段階です。「多相性睡眠」の段階にいるのですから、夜中に頻繁に起きるものなのです。
2歳の誕生日ごろまでは、夜中12時や午前3時頃に授乳に起きるのが自然なんですね。
まずは「連続3時間睡眠」を目指しましょう。そしてお母様のおっぱいの見なおしをしてみましょう。
①お母さまは甘いものは食べませんでしたか?
②油脂の多いものは食べませんでしたか?
③パスタのソースやサラダのドレッシングにオイルをたっぷり使いませんでしたか?
④菓子やスナック類は食べませんでしたか?
この時期だけはなるべく「粗食の和食」を心がけ、油の使用も最低限にしてみてください(揚げものは食べない、焼きものも極力ノンオイルで仕上げましょう)。
そうするとおっぱいが美味しくなり飲む量が増え、連続3時間寝てくれる機会が増えることが多いのです。
ぜひ試してみてださいね。
朝は日の光を入れ午前中のうちに知育遊びをしてからお昼前にお昼寝をして、夜7時以降はTVを見せず就寝する20分前にお風呂から出るような生活習慣をしてみてください。
また、慣れた刺激では疲れなくなりますので、新しい刺激も取り入れてみましょう。
「寝起きの悪さ」と「睡眠時間」はあまり関係がありません。
起こされた時の「睡眠の段階(眠りの深さ)」と、そこから覚醒までに要した時間が問題です。
睡眠の質が悪いと、10時間以上眠っているにも関わらず頭がスッキリせずにいつまでも倦怠感を引きずる場合もあります。
まずは「毎日の眠りのリズム」を整えることが1番です。
今は寝起きの悪さなどあまり気にせず、とにかく早朝にカーテンを明けて自然の光に当てましょう。人間の目には自然光も電気の明かりも同じくらいの照度に見えるかもしれませんが、実際のルクスはずいぶん違います。
北側の部屋や窓でも「暗い」と心配せずに普通にカーテンを開けましょう。電気を点けずとも本が読める程度の明るさがあれば心配する必要はありません。
寝るときの音楽は「一長一短」と考えます。基本的に害になることはないので睡眠学習効果も考えてかけても構わないのですが、「寝るときにいつも聴いていた曲は成長後にも聴くと眠くなる」という場合があります。
バイオリンの先生などは「バイオリンの練習曲は就寝時に聴かせないようにしてください」と言ったりします。
おやすみの曲として聞いていると、その曲を習うときになって自分でバイオリンを弾きながら眠くなって寝てしまう子が本当にいるそうです。
したがって、2歳未満は「子守唄」と決めてしまう歌以外はあまり頻繁に就寝曲にしないほうがよいと思います。
また、2歳以降は静寂と暗闇の中で静かに眠りにつく習慣を身につけたいので、CDをかけるよりもお母さまが添い寝するなどして静かに穏やかに眠りにつくようにしましょう。
知能が発達すれば自然に1人で寝てしまうようになりますので、特別な誘導は必要ありませんよ。
また、普段から「お姉さんは1人で寝られるんだよ」などと語りかけるのは良いのですが、絶対に「だから1人で寝ようね」とは強制したりしてはいけません。
「カッコいいお姉さん・お兄さんは1人で寝る」という情報のみをインプットして、「1人寝への憧れ」を養っていくことが大切です。
また、「入眠時の添い寝」は、お子さまが望むならば6歳頃まで継続してあげてかまいません。
お子さまが眠った後に、お母さまがこっそり抜け出せばよいのですから。
お子さまが出す要求については、かなえてあげられることはかなえてあげるようにします。
そして「なぜそれをしてはいけないのか?」をお母さまが明確に説明できるのであれば短い言葉でそれをお話して、
できない要求ならばできる環境を用意してあげます。お母様は動じたり慌てたりおろおろしたりせずに、
いつも笑顔で毅然とした態度でいてください。
また、できない場合は、お母様は常に笑顔で「ごめんね。わかったよ。○○したいんだね、でも今はできないの。ごめんね。」と抱っこして別な場所に移動させます。
お子さまは、最も信頼しているお母さまに精一杯自分の不快を訴えているのですから、お母様が気持ちを理解してくれていることを感じられると、その気持ちも和らぎます。
これをお母さまが心から理解出来ると、お子様のそのような行動に、いらいらせずに済み、愛おしく感じられると思います。
その様な時は、お子様の気持ちを理解していることを示し、代弁して受け止めてあげてください。
今は無理にトイレに連れて行かず、「トイレは楽しいところ」ということをインプットをしながら
自分の意志で行けるようになるまで待ちましょう。
一度できれば次もできるはず…、という大人の概念を取りはらっていただき、
できた時は褒めてあげながらトイレになじむのを待ってあげてください。
最初のチャンスは実は0歳代なんです。しかし、それをすぎてしまったら2歳すぎまで待ったほうが早いです。
まわりの子供と比べないで、あせらずに適切な時期にトイレトレーニングをおこなった方が楽にオムツを外すことができますよ。
日々オムツ換えの時間を記録しておくと、だいたい何時間おきにトイレなのかがわかってきます。
「そろそろかな!」と思ったらオマルに座らせてあげるのもよいでしょうし、おしっこが出る様子もみせてあげできたらたくさん褒めてあげてください。
できる回数が増えてきたら「チーしようね、チー出るかな?」などの言葉がけをしながら座らせ、出たら「チー出たね、おしっこできたね!」と言葉のインプットも行ってください。
ただ、0才期でできなければ、以降は無理せず2才すぎまで待った方がよいです。
とにかく大切なことは、嫌いにさせないこと、無理しないことですよ。
オムツが取れる目安は「2歳9ヶ月~3歳4ヶ月頃」です。
どれだけ早くトレーニングを開始してもトレーニング期間が長くなるだけで、たいていは「完璧にオムツが外れる」のはこの時期になるものです。
ですから、2歳をすぎた頃から少しずつ少しずつ「トイレ」の時間を楽しみにするように習慣づけて、「時期」が来たら一気にオムツが取れるように仕向けましょう。
気にすることはありません。
もうじき「オムツにするのは恥ずかしい」「トイレでできるのが格好よい」という意識が芽生えてきます。
焦る必要はありません。とにかく、お母様が焦って「トイレを嫌いにさせないこと」です。
そしてすでに「大便の気配」がだいたいわかるのですから、「あら?ウンチ?トイレでできると格好いいけど、どうする?」などと聞いて、本人が「オムツ!」といえば「まぁ、いいけれど、幼稚園までにトイレでできたらお母さんとっても嬉しいなぁ…」などと語りかけて、少しずつ「トイレでできると格好よい」「自分はもうお兄さん(お姉さん)」という自尊心をくすぐりましょう。
「好き嫌い対策」と一緒で「嫌いにさせないこと」「おだてるのではなく、上手に自尊心をくすぐること」を考えつつ、のんびり進めてくださいね。
これから集団生活に入っていくと、嫌なことは相手にはっきり「いや」と伝えることも大切になってきます。
決して「いや」という言葉は悪い言葉ではないのです。
ただ、お母さまとしても、お子さまが乱暴に何でも「いや」ですませてしまうのは困りますよね。
何が嫌なのかを言葉で伝えられるようになったらよいですよね。
それにはまず、本当に嫌そうな時は「~したかったんだね」と肯定的な言葉で表現し教えてあげてください。
「いや」「嫌い!」に対しての一番よい対応法は、【お母さまが悩むことをやめること】です。
「嫌い!」に対してどうして悩む必要があるのでしょう。
「嫌い!」おおいに結構ではないですか。好きに言わせておいてよいのです。
ただし、大人は「いや!」「嫌い!」を【代弁】しないようにしましょう。「○○が嫌いなんだね」はNGワード。
本当はそれほど嫌いでもないのに、復唱されることによってかえって刷りこみされてしまいます。
また、この時期を機会に振り返っていただきたいのは、ご家庭で「笑顔」と「不安顔」のどちらが多いか、です。
お母さまが不安顔だと頭を打ちつける癖が出たり「嫌い」が出やすいものです。
まずはご家庭においてお母さまの笑顔をたやさないのもよい方法なのです。
これは無理に訂正しせず、かわいいと思うくらいにしておきましょう。
訂正すると、否定されたと思って言葉を発しなくなることもあります。いつのまにか、直ってしまいますので気にしないでくださいね。
子どもは「言葉」を獲得するために一定の手順を踏んでいます。
つまり、今は「ママ」という言葉と「お母さん」というのがまだつながっていない段階にいて、ママだよ~というお母さまの語りかけによって覚えた言葉を何に対しても発していると思ってください。気にしなくても、そのうちに直りますので大丈夫です。