3歳からの習い事をする際の注意事項~子どもが習い事を好きになる方法について解説!~

No.186更新日付:2024年6月5日

子どもが3歳くらいまで成長すると、言葉も上手に話したり活発に動き回るようになり、そろそろ習い事に通わせようかな、と考えるお母さんも多いと思います。実際、子どもの習い事を検討する最初のもっとも大きいタイミングは子どもが3歳になった時、という統計もよく見ます。

そこで、子どもをスポーツやピアノ、幼児教室などの習い事に通わせてみたものの、子どもがいまいちやる気になってくれない…、そんな悩みを持つお母さんも多いのではないでしょうか? こちらのコラムでは、コラムの運営元である親子教室ベビーパーク・キッズアカデミーでもお伝えしている、子どもが習い事が好きになるための親の心構えや工夫についてご説明していきます。

幼児教室に限らず習い事全般に当てはまる話なので、ぜひ最後まで読んでみてくださいね。

「嫌い」という意識は「学び」の天敵

教育において何よりもよくないのは、子どもの意識に「自分はこれが嫌いだ!」という思いが生まれてしまうことです。この状態になると効率のよい学びは得られません。

幼児期にお母さんの強制のもとでイヤイヤながらに練習したおけいこ事は、小学生以降に大きな壁にぶつかった時点で投げ出したり諦めたりしてしまうケースがほとんどです。せっかく幼い頃から継続してきた努力が水泡に帰してしまいます。

「嫌いにさせること」は教育の成果を台無しにする最悪の状態です。「嫌い」は「学び」の天敵です。そのため家庭のしつけでも、知育教材や音楽・スポーツのお稽古など「身に付けさせたいこと、学ばせたいこと」を考える時には、常に「嫌いにさせないこと」を最優先にしましょう。

子どもが「嫌い」になりやすいシチュエーション

子どもが習い事を嫌いになってしまう時、以下のパターンに当てはまることがほとんどです。

  • 強制
  • 著しい自信喪失
  • 飽きる(難解・簡単・単調・退屈)
  • 嫌な記憶を呼び起こす引き金になる

ある意味、習い事を「嫌いにさせること」はとても簡単です。上の4つの方法をしつこくくり返せばよいのです。そのため「嫌いにさせないこと」のためには、この4つの方法を子どもに対しておこなわないように大人が自制することが大切です。

子どもが「好き」になりやすいシチュエーション

反対に、子どもが習い事を「好き」になるシチュエーションはどのようなものでしょうか? 

  • 心地よい記憶を呼び起こす引き金になる
  • 自然な身体発達・知能発達のタイミングと学びが合致している時
  • 心を揺さぶる感動と共に体験する

基本的には、「嫌い」になるシチュエーションの逆ですね。自ら能動的に適切なタイミングで習い事をおこなうことで、感動や心地よい記憶につながっていきます。

まずは、子どもが習い事を嫌いにならないことが大切

「好きにさせること」は難しいものです。しかし、急ぐ必要はまったくありません。嫌いにさえならなければ、10歳ごろまでに好きになるためのチャンスは何度でも訪れます。まずは、子どもを習い事嫌いにさせないことが大切で、あとは子どもが自ら楽しくなるチャンスをつかめば飛躍的に成長していきます。

子どもがレッスンや課題をやりたがらない時の対処法

実際に子どもを習い事に通わせてみると、子どもがレッスンなどをやりたがらないシーンが多々出てくると思います。そんな時の親の心がけと対処法は以下の通りです。

1.まず、なぜやりたくないのかを見きわめる

まずは、子どもの様子を観察して、やりたくない理由をつかむようにしましょう。頭ごなしに「やりなさい!」などというのは禁物です。そして、ケースに応じて対応していくようにしましょう。

◆ケース①:他にしたいことがある

子どものしたい事を先にさせてしまいましょう。

◆ケース②:できるが自信がないからやらない・難しいと思ってしまっている

この場合は、確実にできる簡単な課題から与えて自信をつけさせてあげましょう。

◆ケース③:飽きている・簡単すぎると思っている

この時は、ゲーム性をもたせるなどして今までやったことがない楽しみ方で与えましょう。

◆ケース④:嫌な記憶と結びついている

この場合は、しばらくそのジャンルの課題を与えることをあきらめて、冷却期間を置きましょう。

2.課題に向き合うところまできたが、どうしても手を出そうとしない場合のポイント

子どもが課題や習い事をしたがらない理由がわかって、課題に向き合うところまではうまく促せたが、そこからなかなか先に進まない場合も多いものです。

このような時、「しなさい!」といった「強制」は厳禁です。「しなかったらどうなっても知らないよ?」というのは「脅し」です。これも不愉快な記憶として蓄積されるため、しないようにしてください。

また、見え見えのおべっかやあざといほめ言葉は「お母さんは本当はそう思っていない!うそつきだ!」というマイナス思考を育てるのでしないでください。

3.子どもに対して本音で心を聞く

子どもの心と向き合う時は「本音で心を開く」のがコツです。

「○○ちゃんと一緒にこの教材で遊べたら、お母さん嬉しいな。一緒に遊んでくれる?」とお願いするのはとてもよい方法です。「ボクがやったらお母さんは喜んでくれるかな。お母さんが喜んでくれると嬉しいから少しだけやってみようかな」と思わせることができれば、次のステップに進めます。

4.達成感や充実感を味わわせる

楽しめる課題を用意し、達成感や充実感を味わわせてたくさん褒めてください。その日の経験を「心地よい記憶を呼び起こす引き金」にすることを重視します。課題の出来不出来は一切気にしないでください。間違っても「どうしてできないの」などと小言を言わないようにしましょう。

5.やりたがらない場合は強制せず、親がそのことを好きであると見せる

お願いしてみても「今はやりたくない」ということならば強制せずに引きましょう。子どもにさせるのではなく、お母さんが遊んでいる姿を子どもに見せます。子どもの興味が薄いうちは、詳しい様子を近くで見せる必要はまったくありません。「あの教材でお母さん遊んでるな」と思わせることがファーストステップです。

子どもは「大好きなお母さんが好きなこと」は自分も好きになりたいという欲求を抱くものです。「この教材で遊ぶことは、お母さんの好きなことなんだ」と思わせることは、「その学びに対して興味・関心を抱く」という重要なステップを進ませることになります。

ある程度は熱心に課題に取り組むが「毎日の反復練習」をしたがらない場合

これまで、子どもが習い事をやりたがらない場合の対処法を中心にお話してきましたが、今度は習い事自体は楽しく取り組むが、どうしても習い事をすると必要になってくる毎日の練習をしたがらない場合の対処法はいかがでしょうか?

まず、この場合は子どもの学びがさらにステップアップしたと捉え、ここまでの「やりたくない」とは分けて考えるようにしましょう。

子どもはすでにその学びが嫌いではありません。むしろ好きです。自信も抱いているし、もっと上手になりたいとも思っています。

しかし、目の前に大きな壁が少しずつ見えてきていて、それを超えるための努力がちょっと苦痛になってきているのです。

「目の前の課題に立ち向かわなくてはならない時」には「アメとムチ」のアメを使うのも有効な方法です。ムチは使いません。シールや小さなお菓子など「小さいご褒美」を用意することで、気持ちを奮い立たせてもよいでしょう。

その際に「ご褒美がもらえないならやらない」という考えが生まれないように気をつけましょう。子どもの頑張りを褒めて、「できたかできないかではなく、その努力する姿勢が尊いのだ」という意識を育てるように心がけましょう。

まとめ:子どもに習い事を嫌いにさせず、楽しい経験となる手助けを

いかがでしたでしょうか?

子どもは嫌いなことを我慢してやるということがなかなかできないものです。逆に楽しいと思ったら、こちらが止めてもやり続けるものです。もし、子どもに習い事を続けてほしいなら、親は強制はせずにいかにそのレッスンや課題が楽しいものであるかを伝えることが最善です。

多くのプロスポーツ選手も、子どもの時そのスポーツが楽しくてしょうがなかったといいます。子どもが自らその課題を楽しいと思えるように、まずは嫌いにさせないことから留意していきましょう。

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